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『月刊三橋』シングルコレクション(2016年8月号)

「日中冷戦〜誰が日本を追い詰めたのか」

 
8月6日中国漁船230隻が尖閣諸島周辺の接続海域に侵入

 8月6日午前、中国海警局の船6隻が沖縄県の尖閣諸島周辺の接続水域(領海の外側)に入り、中国の漁船およそ230隻がその周辺を航行しました。尖閣周辺では、中国船による侵入は常習的になっています。


 6月15日午前3時半ごろには、中国海軍の情報収集艦1隻が鹿児島県口永良部(くちのえらぶ)島西方のわが国領海に侵入しました。中国海軍の軍艦による領海侵犯は12年ぶり、2度目。その前の9日未明には尖閣諸島の大正島と久場島の間の接続水域に中国の軍艦が侵入しました。


 中国船とは、中国海軍の軍艦、中国海警局の公船、その他漁船と大別できますが、これらは見事に連携がとられているようです。一般に、中国海軍の軍艦が中心となり、その外側が中国海警局、さらにその外、一番外側が漁船となっています。


 実際、尖閣の北方100キロには常に中国海軍の軍艦が航行しており、中国海警局の公船は漁船を引き連れて尖閣周辺に侵入してきますが、それらを中国海軍の軍艦が常時護衛しているのです。ここで注意しなければいけないのは、中国漁船です。日本のような純粋な漁民による漁船ではなく、射撃などの軍事訓練を受けた漁民が乗り込んでおり、彼らは中国当局や中国海軍の意向で動く民兵の一種なのです。

南シナ海問題で国際仲裁裁判所で負けたにもかかわらず無視

 今、南シナ海で中国は軍事基地をどんどん作っています。領土でも領海でもない地域に軍事基地を作るという行為は当然、国際法上違法です。フィリピンは「中国が南シナ海のほぼ全域の管轄権を主張していることが国際法に違反している」などとして申し立てを行っていました。


 そして7月12日、オランダ・ハーグの仲裁裁判所は中国が主張する南シナ海のほぼ全域にわたる管轄権について、「法的な根拠はない」として、全面的に否定したのです。フィリピンの主張をほぼ全面的に認めたことを意味します。


 国際的な司法機関によって、中国の南シナ海における権利が、根底から否定されてしまったのです。中国からしてみれば「受け入れられない」結果だったのでしょう。これに対して中国外交部は、直ちに、「南シナ海の領土主権と海洋権益に関する声明」を出し、「中国人は、南シナ海で2000年以上活動してきた歴史がある。中国は南シナ海の島々と周辺海域を最も早く発見して命名し、開発していて、最も早く持続的、平和的、かつ有効に主権と管轄権を行使し、南シナ海の領土の主権と関連する権益を確立した」と主張し、「仲裁裁判所の判断を受け入れない」と表明しました。

中国の2つの目的と日本への影響

 なぜ国際法を無視してまで中国は南シナ海にこだわるのでしょうか。中国に正論は通用しないと言ってしまえばそれまでですが、ここでは中国の目的を2つ考えてみます。


 南シナ海に軍事基地を作ることによる中国の狙いの1つには、南シナ海を内海化してそこに原子力潜水艦を置くことです。中国は最終的に米艦船を締め出し、中国の原子力潜水艦が自由に動ける聖域として内海化したいのです。


 中国は射程8千キロ程度の弾道ミサイルを搭載する原子力潜水艦を、南シナ海を臨む海南省の基地に配備しているとされていますが、このミサイルは南シナ海からでは米本土に届きません。しかし原潜が太平洋を自由に行き来できれば、米本土が射程に入り、核戦力のバランスも変化しかねないのです。


 もう1つの狙いは日本のシーレーンを妨げることです。南シナ海は日本のシーレーンの中心です。さすがに、中国側もいきなり日本のタンカーを攻撃してくるようなことはありませんが、嫌がらせ的に臨検を行ってくる可能性は十分にあります。これにより日本のシーレーンは機能しなくなってしまうのです。


 南シナ海が中国の内海となれば、日本の産業は喉元を掴まれたのも同然です。特に電力は非常に問題です。原発をほとんど稼働していない現在、石油や天然ガスの多くが南シナ海を通るのですが、それも臨検されて輸入を妨害されるとなると、電力会社はギブアップしてしまいます。

中国のモンスターぶりは先進諸国のせい

 中国がここまで力を持ち、身勝手に振舞っているのには2つの理由があります。


 1つは中国が共産党による独裁国だからです。日本のような民主主義国家では、例えばデフレを脱却するために政府が財政出動しようとしても、どうしても、国民の税金で無駄な支出をするなとか、公共事業はやっても無駄だという声が出てきてしまいます。結果効率的なお金の使い方がしづらいのです。


 一方中国のような独裁国家は、国民の福祉などは考えずに、国家全体にとってある意味有益な分野、例えば技術や資本にお金を投じやすいのです。


 もう1つはグローバリゼーションです。もともと中国は貧しい国でした。なぜ貧しいかといえば、究極的には資本と技術がなかったからです。ところが、日本や欧米などの先進諸国が利益を求めて中国に設備投資を増やしていきました。その結果、中国には最先端の資本と技術が蓄積され、今のようなモンスターぶりを発揮するようになったのです。

日本の2つの武器で中国の脅威を防ぐ

 

中国はかつてないほどモンスター化しているのですが、日本はそれには決して屈しない理由が2つあります。


 これらは中国にはなく、日本にしかないものです。


 1つは、日本が島国であって、かつ、皇室をいただいている国民国家であり、さらには震災大国であることに起因します。


 すなわち、健全なナショナリズムです。他国と比べても日本にはまだまだナショナリズムが正しい形で根強く残っているのです。したがって、国民が一丸となって経済成長を成し遂げる、防衛力を強化する、あるいは震災に対する備えをやるといったことが可能なのです。

これらのことは中国には絶対不可能です。なぜなら中国は国民国家ではないからです。中国の大都市である北京と上海を例にとっても、2つの都市では話されている言葉が異なります。あるいはチベットやウイグルといった異民族の中にも反発があり、国家としてまとまりがないのが現状です。


 だから中国では社会保障が成り立ちません。社会保障とは、国民国家で、国民同士がお互いに助け合いましょうという共通の認識のもとに成立します。年金や医療保険など我々日本人は当たり前に享受しています。ところが、チベット人やウイグル人が、漢人の社会保障の負担をすることなど考えられません。また同じ漢人同士でも北京や上海で助け合いが起こるとは考えにくいのです。


 このようなナショナリズムは日本の大きな武器となります。

ではあともう1つは何か? これは中国にはないというだけでなく、世界中を探しても日本にしかありません。


 道徳心ではありません。道徳心は特に仏教を厚く信仰する国々ではよく見られます。


 アメリカの後ろ盾でもありません。アメリカに頼らずとも、日本が独自に成長することができる手段があるのです。


 答えは日本でよく問題になる現象であり、たびたび間違った議論が世の中にははびこっているので、あなたは初めて聞くかもしれません。


 ただしこれを間違うと、誤った政策を支持することになり、せっかくの日本の経済成長のチャンスを台無しにしてしまいます。さらにそれだけではなく、脅威である中国に恩恵を授けてしまうことにもなります。


 中国の圧力に屈することのない、強い日本をを取り戻すための最も良い方法は、国民1人1人が情報リテラシーを高めること。そして、データや事実に基づき、正確なジャッジができるようになること。あいまいな根拠を基に「日本はダメになる」という輩に、NOを突きつけること。そして、そのために三橋貴明がお役に立てるのであれば、三橋の知識や情報をお伝えしていく、、、しかも、スピーディーに、、、こうした考えから生まれたのが、真実の経済情報を伝えるプロジェクトの『月刊三橋』です。

今回のテーマは?

 さて、今回のテーマですが、


「日中冷戦~誰が日本を追い詰めたのか?


になります。

  詳しい内容はというと、、、

◆中国の南シナ海での横暴ー南シナ海問題の発端はシリア問題?中国に好き放題させることとなったオバマ大統領の決定的な発言とは
◆中国の南シナ海問題における2つの目的ー2つの目的を達成することで近く中国の最終的な野望とは?
◆なぜ世界は中国の国際法違法許すのかー中国の違法行為を止められない事情と、その違法行為を止める唯一の手段とは?
◆南シナ海問題の深刻化による日本への影響ーなぜ日本の電力はかつてない危機的状況にさらされることになるのか?
◆アメリカ大統領選挙のタイミングを見計らう中国ー現在国際的評価がどん底の中国が卑劣な手段を用いて南シナ海を占領しようとしている?
◆世界の秩序を維持したいアメリカの矛盾ー尖閣諸島問題について日本には強硬姿勢に出て欲しくない一方、中国にも強く言えないアメリカ、その訳とは?
◆国民の勘違いが日本を存亡の危機に追いやっているー中国は尖閣諸島だけでなく沖縄も狙っている、その具体的な策とは?
◆グローバリズムで覇権国が移り変わるーかつて世界の覇権国であったイギリスがアメリカやドイツに取って代わられた理由とは?
◆中国はアメリカに代わって覇権国になる条件を揃えているのか?ーなぜ中国をここまで身勝手にさせた責任が日本やアメリカにもあるのか?
◆日本が中国に属国化されるのを免れる唯一 の手段とは?ーこのままでは日本の3~4倍の軍事費を使っている中国に本当にやられてしまう・・・ 
◆パクリ大国中国にそろそろ日本も危ういーなぜ他国の技術をパクるだけの中国を日本は警戒しなければならないのか?
◆安倍内閣の新たな経済政策で日本はデフレを脱却できるのか?ー28.1兆円の財政出動という言葉に隠された罠とは?
◆スーパーコンピュータにも迫る中国の脅威ー今やアメリカをも抜いた中国のスーパーコンピュータ。スーパーコンピュータは2位じゃ絶対ダメなわけとは?
◆世界をリードする日本の2つの武器ー中国でナショナリズムが生まれない致命的な理由とは?
◆独裁政党である中国共産党が決して倒れない理由ー中国共産党を維持するためのシステムとは?そして中国共産党の中国における重大な役割とは?
◆天皇陛下の生前退位報道に見る日本国民統合崩壊の危機ー宮内庁が否定したにもかかわらずNHKがリークしたという背景に潜む影とは?
◆大阪都構想の議論は手法がナチスと似ていた?ー国民投票が議会の本来の目的を無視しているとはどういうことなのか?
 
解説音声のメリット
●通勤時間で学習できます

総務省の調査によれば、日本人の平均通勤時間は79分だそうです。もちろん、首都圏になればもっと長くなります。これは1ヶ月で約40時間。1 年で約480時間にもなります。(ちなみにこの時間は気象予報士の資格を取るための勉強時間とほぼ同じです。またこれだけの時間があれば、 TOEIC730点も取ることができます。)

 

ところが、ほとんどの人はこの時間を、スマホのパズルゲームで遊んだり、マンガを読んだり、あるいはボーッとしたりしてムダにしています。あなたは、その時間を利用して、次から次へと新しい知識を手に入れて、どんどん教養を身につけた人になることができます。実際、上の例でもわかるように、この時間を有効活用すれば、大抵の分野でその道の専門家と思われるようになるでしょう。いかがでしょうか? 

なぜ解説音声での学習が優れているのか?3つの理由

実は音声での学習は効果的な学習方法です。大きな理由を3つあげると…

#1)時間がかからないから

音声を聞くのに余計な時間は必要ありません。通勤時間や移動時間、ジョギングしている時間などに聞けばいいだけです。どれだけ忙しくても、余分な時間を一切取らずに、新しい知識を学べるのが音声学習の最大のメリットです。

#2 )ラクだから

音声学習をするのに、集中力を高めて注意しながら聞く必要はありません。ただ、 BGMのように聞き流しておけばいいだけです。なぜなら、人間の脳にはR.A.Sという機能があるからです。

 

RASとは自分に関係のある情報だけを自動的に拾い上げる機能です。どんなにうるさい場所で距離が離れていたとしても、自分の名前が出たら、はっきり聞こえて、そっちに注意がいきますよね?あの機能です。

 

なので、解説音声をBGMのように聞き流していたとしても、自分に関係あること、役に立ちそうなこと、何か今抱えている問題のヒントになりそうな事が流れたら、あなたの脳は自動的に集中してそれを聞くようになります。なので、流すだけでいいので非常に楽チンです。

#3 )繰り返し聴けて、効果が高いから

あなたはこんな経験ありませんか?本を読んだり誰かと話したりして、非常にいい事を聞いたけど、2週間後にはなにもかも忘れてしまっている…人間は忘れる動物です。エビングハウスという研究者によれば、1日経つと人は学んだ事の74%を忘れてしまっています。これでは学んだ事を忘れたり実行できなかったりするのも仕方ありませんね?

 

そして、学んだことを着実に身につけるために重要なのが「反復学習」です。当たり前ですが何度も何度も繰り返すことによって知識が着実に身につきます。音声学習の最大のメリットはこれです。本やネット上の記事などでは何度も繰り返すのは面倒ですよね?でも解説音声だと繰り返し聞くのに何の苦労ありません。だってただBGMのように流れているだけですから。音楽CDだってほっといたら何度も繰り返し流れますよね?あれと同じです。

 

つまり、音声学習だと自然に反復学習ができて、読書などより効果的な学習がよりラクにできるのです。

あなた自身や日本経済の今後のためにも、世の中の実情を知り、正しい判断をしてくださる人が増えることを願っています。できる限り安価で ご提供したいのですが、申し訳ありません…録音に際し、本格的なスタジオを使い、プロに編集作業等をお願いしている関係上、この経費の部分についてはご負担をお願いしたいと思っています。 価格は3,800円(税別)になります。

 

日経新聞の月ぎめの価格が4,383円ですので、新聞1ヵ月分より500円以上安い計算になります。もちろん、日経新聞は情報量が非常に多いです。でも、あなたは新聞に載っている情報をすべて覚えているでしょうか。また、その情報が実はどういう意味を持っているのかを読み取ることができているでしょうか。あるいは、ある情報と別の情報とが、実は見えない共通項でつながっていて、とてつもなく大きな(しかも、はっきりとは見えない状態で)意味を持っていることに気付くことができるでしょうか。

「月刊三橋」は三橋貴明独自の視点と、卓越した取材力によって集めた膨大な情報とによって、そうしたバラバラの情報が持つ大きな意味にまで解説が及んでいます。これは、新聞では絶対に得られないものです。その視点と、ニュースの裏に隠された大きな意味とを、あなたは新聞1ヵ月分よりも大幅に安い価格で手に入れることができるのです。

今回は号単体での販売になりますが、「月刊三橋」はその名のとおり、月刊で発行しているものです。つまり、1ヵ月3,800円ですから、1日122円という価格になります。

あなたも1日1本くらいは缶ジュースを飲んでいるのではないでしょうか。缶ジュース1本分の価格で、進むべき道について知ることができるとしたら、こんなにお得なことはないのではないでしょうか。

たったこれだけの投資で、ほとんどの人が知らない秘密の情報を手に入れ、他の人と差をつけられるとしたら、価格以上の価値はあると思いませんか…?

30日間保証

月刊三橋シングルコレクションにはお申込みから30日の保証期間がついています。つまり、解説音声の内容を実際に自分で確かめてから、決めればいいという事です。それでもし「自分には合わない」と思われた方は、保証期間中であれば、料金3,800円(税別)を返金いたしますので、その旨をカスタマーサポートまでご連絡ください。

カスタマーサポートの連絡先
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著者紹介

三橋貴明

 

東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業、NEC、日本IBMなどを経て2008年に中小企業診断士として独立。

当人のブログ『新世紀のビッグブラザーへ』の一日のアクセスユーザー数は週35万人を超えている。2016年1月現在、人気ブログランキングの「政治部門」1位、総合ランキング2位(参加ブログ総数は118万件)である。

単行本執筆と同時に、雑誌への連載・寄稿、各種メディアへの出演、全国各地での講演などに活躍している。著書は100冊以上。

■Web上の文筆活動 ブログ「新世紀のビッグブラザーへ」 メルマガ「三橋貴明の「新」日本経済新聞」、「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」 Web連載「三橋貴明の『経済記事にもうだまされない!』」著書に『亡国の農協改革 日本の食糧安保の解体を許すな』(飛鳥新社)『ドイツ第四帝国の支配と崩壊 亡国の新帝国主義(グローバリズム) 日本人に緊急警告!』(ヒカルランド)『これからヤバイ世界経済-2016年を読み解く5つのポイント』(ビジネス社)などがある。

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