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「日本政府の負債が増え続けているのは公共投資をやりすぎたからだ」という話を聞いたことがありませんか?
右グラフを見てください。確かに凄まじい勢いで日本の国及び地方の長期債務残高は増えています。2014年はなんと1986年の5倍です。
「日本政府の負債が増え続けているのは公共投資をやりすぎたからだ」というのは本当でしょうか?
ここではそれを検証してみたいと思います…
ですがその前に、このようなもっともらしい言説に惑わされず、真実を見極めるために、三橋貴明が使っている分析手法はいくつあると思いますか?
実は“たったの3つ”しかありません。
この3つを知って磨いていくだけであなたはきっと賢くなります。イメージで語る連中に騙されなくなります。なぜここまで言い切れるのか?それは…
あなたがこのような情報の分析手法をこれまで一切学んだことがないはずだからです。私たちは、いい加減な情報発信をするマスメディアに日々振り回されています。ウンザリされている方も多いのではないでしょうか…
現代人は情報リテラシー(読み取り能力)がないと言われますが、ではどうすれば良いのか、何を学べばいいのか、具体的なことは誰も教えてくれません・・・
それもそのはず、私たち情報を受け取る側の国民は、情報の分析手法や、真実の見極め方なんて学んだことがありません。
しかし、三橋貴明は丸9年間、ずっと自分の目でデータを分析してきました。そしてたどり着いたのがこの「定義する」、「ブレイクダウン(細分化)」、「相対化」という3つの分析方法です。今回はそのうちの1つ、ブレイクダウンから1つ例を紹介します。
ブレイクダウンとは、まず全体を見て、そこから細分化して状況を判断するという意味です。さきほどの国債の例で実際に見ていきましょう。
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国債はブレイクダウンすると、建設国債と赤字国債(特例公債)に分けられます。
国債の内訳を見てみると、、、右のようになっています。建設国債は2005年をピークにそれ以降横ばい状態です。公共投資をする際の財源はすべて建設国債です。これまでの国債発行のストックを表しているこのグラフが横ばいということは、すなわち「公共投資をしていない」ということです。
このグラフを見てわかるように、日本政府の負債が増えているのは赤字国債が増えているためであって、公共投資を増やしているためではないのです。これで「日本政府の負債が増え続けているのは公共投資をやりすぎたからだ」
という言説がデタラメだということがわかっていただけたと思うのですが、ここでもう少し深く考えてみましょう。
なぜ赤字国債がこんなにも増えているのでしょうか?そもそも赤字国債とはなんなのか?そこから確認していきましょう。(ちなみにこれは、三橋貴明の別の分析手法である、「定義する」にあたります。)
財務省のHPにはこう書かれています。
特例国債
建設国債を発行しても、なお歳入が不足すると見込まれる場合には、政府は公共事業費以外の歳出に充てる資金を調達することを目的として、特別の法律によって国債を発行することがあります。通常、これらの国債は「特例国債」と呼ばれますが、その性質から「赤字国債」と呼ばれることもあります。
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つまり赤字国債とは、税収の不足を補うために発行される国債です。ここから「赤字国債が増えているということは、税収が足りていないのではないか?」という仮説が立てられます。
実際にグラフを見てもわかるように税収のピークは平成3年です。それ以降は横ばい、もしくはマイナス推移です。それではなぜ税収が減っているのでしょうか?
これを理解するにはもう一つのあるグラフが参考になります。それがこれです。
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日本の名目GDPのグラフです。
このグラフも1997年をピークに横ばいもしくはマイナスの推移をしています。なんだか上の税収のグラフと動きが似ていると思いませんか?
でもこの2つのグラフの動きが似るのは当たり前です。
あなたは所得に応じて税金を払っているはずです。GDPは国民の所得の合計です。つまり、GDPに応じて税収が決まるということです。
赤字国債が増えているのは、税収が減っているから。税収が減っているのは、GDPが減っているから。GDPが
減っているのはデフレだから、ということです。
このようにブレイクダウンしていくことで、真実が見え、抽象的なイメージ論に騙されなくなるわけです。ブレイクダウンの効果が少しはわかっていただけたでしょうか?
ただし、これはブレイクダウンの全てではありません。
公共投資のせいで国債が増えたという言説が間違いだというのは、ブレイクダウンにより解き明かせる真実の1つにすぎません。
講座の中では、ブレイクダウンの手法を駆使し、様々なお金にまつわる謎(日本が保有する5981兆円もの資産や、無駄遣いが多いと批判される政府支出の実態など)が鮮やかに解明されていきます。
特定の指標をピンポイントで取り上げるのではなく、全体を意識した上で各項目に細分化していかないと、問題は解決できません。
また全体を見ないと部分の位置付けもわからないはずです。ブレイクダウンとは、全体を見て、そこから細分化して状況を判断することなのです。
もしあなたが今日お伝えしたブレイクダウンをマスターしないまま、今まで通り流れてくる情報をありのまま受け取ってしまうと…相変わらず、問題の本質を見極めることができず、一部の指標をクローズアップしたイメージで語られる言説に惑わされる可能性が高いです…評論家と名乗っている著名人もこれができていない人がほとんどです。そんな人に騙されないように、この“ブレイクダウン”という手法を学んでみませんか?
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それを学べるのが今回紹介する講座「三橋貴明の『情報の読み方』~ブレイクダウン編」です。詳しい内容はこちら
◆なぜ、ブレイクダウンしないと「こすい奴ら」に騙されるのか? |
◆なぜ、「GDP」と「国の借金」を分けて考える必要があるのか? |
◆日本経済を正しく理解するために必要な基礎知識とは? |
◆「国の借金総額は8000兆円超、なぜ、「国債」がこれだけクローズアップされるのか? |
◆「世界最大の金融資産を持つ日本政府」が本当に破綻する可能性はあるのか? |
◆「全体を見せずに、一部だけ見せる」。これが嘘をつかずに「騙す」コツ |
◆日本の公務員数は本当に多すぎるのか? 実際の数字から見える真実とは |
◆「公共事業のやり過ぎで財政が悪化した」という話がお粗末過ぎる理由 |
◆日本の財政赤字。実際に増やしていのは日本政府ではなく、実はこんな人たち。 |
◆「国債残高が国民の金融資産1400兆円以上は増やせない」は、なぜバカな話なのか? |
◆なぜ、某議員の「対外純資産がゼロになったら国債を発行できない」はバカな話なのか? |
◆なぜ、原発が再稼働することで、日本の貿易黒字が増えるのか? |
◆なぜ、政府の税収は名目GDPが増加することで増えていくのか? |
◆なぜ、政府が緊縮財政をすると財政赤字が拡大するのか? |
◆なぜ、政府が公共工事を増やせば増やすほど、政府の税収が増えるのか? |
◆なぜ、貿易黒字国だった日本が貿易赤字国に転落してしまったのか? |
◆3.6兆円もの「日本人の所得」が毎年、国外に流出しているカラクリとは |
◆なぜ、日本は「中国の脅威」があるのに防衛費を減らし続けたのか? |
◆日本のデフレが進むと、なぜ、中国を利することになるのか? |
◆ なぜ、「もはや経済成長は不要」いう話がバカげた話なのか? |
◆先進国と発展途上国をわけるボーダーとは何か? |
◆なぜ、経済学者は当たり前のことを間違えるのか? |
ちなみに今日のこの記事の内容は、三橋貴明が月刊三橋会員向けに発信している「メディアリテラシー入門三橋貴明の『情報の読み方』」で紹介されている情報分析の1つです(これは今日紹介する講座の上位版にあたり、先に紹介した、「定義する」「相対化」も解説しています)。
実際にご購読いただいた池田さまからは
「コンテンツ料の高さに、なかなか購入に踏み切れませんでしたが、自前で膨大な情報を本やネットで収集し、満足できる結果を得ることができるのは容易いことではありません。この「情報の読み方」のコンテンツは経済だけでなく、様々な情報を正しく理解するための、そして、情報に振り回されないポイントが満載で、オープンデータも分かり易く解説されていて、経済の仕組みや情報の表裏がよく理解でき、大変満足しました。疑問に思うことは、自分で確かめていけば、より自分の中で確信が実感できるはずだと考えます。このコンテンツは、是非より多くの人に観て欲しいです。国民生活がよくなる政策がきっちりと議論され、プロパガンダに惑わされない社会となるよう、これからもご活躍を期待しております。」
というお声を頂きました。講義内容自体には満足していただいているようです。しかし一方で、もしかしたらこの記事を読んでいるあなたも価格の面で一歩を踏み出しにくいと感じているのではないか、そう思うようになりました。
そこで、少しでも多くの方にこの講座を聞いてもらうことを目的として、この講座の中身の一つである「ブレイクダウン編」を取り出して「三橋貴明の『情報の読み方』~ブレイクダウン編」として提供することにしました。
そこで、気になるお値段ですが…
90分のブレイクダウン編の講座で9,800円(税別)です。
このお値段は高いでしょうか?よく考えてみてほしいのですが、例えば大学の経済学部で同じ90分の講義を受けるとして、国立大学だと1コマ2,311円ですから約4回分、私立大学文系だと1コマ3,809円ですから約2.5回分に相当します。しかし、大学に通われたことのある方ならお分かりだと思いますが、大学で習った講義内容を現在どれだけ役に立てているでしょうか?しかも、少なくとも経済学部ではこの講座で暴かれている真実も習いませんし…当然、このようなブレイクダウンといった分析方法は身につきません。
また、この値段は、2,000円前後のビジネス書5冊分に相当しますが、普通に本屋にあるものでは、このようなブレイクダウンが身につくことはありません…なぜなら、三橋貴明が正式に自らの分析手法を公開したのはここだけだからです…
しかも本をひたすら読むのに比べて、この講座は90分で、かつデジタルだから、今すぐにでも学んでいただけます。すぐにブレイクダウンの効果を実感していただけるでしょう。
このプログラムは、三橋貴明が実際に使ってきた独自の分析方法で、きっとあなたの役に立つと信じています。しかし、実際に講義Videoを見てみないと分からないというのも納得できます。そこで、プログラムの内容を実際に自分で確かめて、もし内容に満足行かなければカスタマーサポートに連絡してください。すぐにお支払い代金を返金します。あなたにリスクはありません。キャンセルはメール一本、電話一本でできますし、あれこれと理由をつけて解約を渋ることもありません。
※2営業日以内に返信がない場合は、FAXかお電話でお問い合わせ下さい。
最後に、講座のポイントまとめ集や三橋貴明が講義中に使用したスライドもダウンロードしていただけます。たとえ講義内容に満足行かずに返金手続きを行ったとしても、一度ダウンロードしたものを削除する必要はありません。あなたの貴重な時間をいただいたお詫びです。全てあなたのものです。
三橋貴明の分析手法の1つである、“ブレイクダウン”を身につけて、イメージで物事を語る連中に騙されないようになってみませんか?
今すぐ下のボタンをクリックしてお申し込みください。
『三橋貴明の「情報の読み方」〜ブレイクダウン編』

※感想は各個人の意見です。内容を保証するものではありません。
『三橋貴明の「情報の読み方」〜ブレイクダウン編』
